錬金術の本
ジャンプの代わりではないですが、最近読み終わった本を紹介。
- 作者: 七会静
- 出版社/メーカー: 主婦と生活社
- 発売日: 2004/09
- メディア: 単行本
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錬金術というのは非常に怪しげなものと思われるけど、昔は化学者であり、薬剤医師だった。今でも使われる各種の実験器具も錬金術師達の発明。そう考えると、現代の科学の進歩を支える存在だったんだなぁと。現代科学では金を生成するのは核融合(しかも星の爆発くらいのエネルギー)でもしないと出来ないわけで、完全に否定されている。でも当時は鉄とか銅は不完全な金属で、完全な状態にしてやれば金や銀になるのだと信じられていた。それを行うための物質が賢者の石(エリクシル)で、人間に使えば完全な状態、つまり不老不死を得られるという。うーん、ロマンだなぁ。
ちなみに錬金術師達のもう一つのテーマは今なお最先端科学で研究が進んでいる。ホムンクルス、人工生命。倫理面を抜きにすれば、こっちは有望ですね。