鹿島アントラーズ J1第18節浦和戦(ホーム)

首位の浦和に追う鹿島。まさに決戦と呼ぶにふさわしいカード。今日も私はスタジアムへ行くが、この試合チケットが完売して入手は難しかったらしい。34000人の入場者数は今期最大。浦和から大応援団が押し寄せ、アウェイ側ゴール裏がびっしり他サポに埋まる光景は久しぶり(もしかして初めてかも?)に見た。何しろJで最も熱い鹿島のサポとそれなりに熱い浦和のサポがぶつかるのだから、気温以上に会場の空気は熱い熱い。普段なら夏休みということで子供達ウェルカムなところなのだが、今日のピリピリした空気は子供には目の毒。正直、お勧めできない。
試合は予想していたとおり、厳しい展開。タレントの揃った浦和陣は容易には崩せない。前半は浦和にペースを握られるが肝心なところはDF大岩・岩政の二枚岩がことごとく弾く。そして何より、GK曽ヶ端の神がかったセーブで防ぐ。そしてこのまま0−0で前半終わればいいかなと思った頃、前半終了間際にコーナーからアレックスミネイロのヘッドで得点。1−0で前半を折り返す。
後半は鹿島ペース。鹿島のサイドから崩すサッカーが効いていた。そして!ついに!ヤナギサワがボール持つ!シュート打つ!決まった!本当に決まった!チャンスが来るたび何度となく期待を裏切ってきたエース柳沢敦のゴール。前半、君のところにボールが来るたびにあーまたダメかとか思ってゴメン!やっぱり君はエースだわ。
しかし2−0というスコアが浦和を目覚めさせた。全体的に前がかりになり、今まで存在感を示せなかった小野伸二が爆発。直後に2−1と1点差まで戻す。29℃という気温もあって全体的に足が止まってくる。こうなったときに怖い、個の力。ワシントンが一人で強引に持っていきゴール。2−2のドローで試合終了。ほぼ勝ちを掴みかけた試合を、浦和の執念がドローにもっていった格好。
この試合、近年まれに見るいい試合だったと思う。だからこそ勝って欲しかったが、仕方がない。選手は全員よくやっていた。特に中盤と両サイドバックの運動量は相当のもので、この暑い天候でよくあれだけ走ると思った。選手には素直に賞賛の拍手を送りたい。さて、磐田戦から2試合続けてドローとなったのだが、次の相手は甲府。次は気持ちよく勝ってもらいたい。