レゾンデートル

おじゃる丸の作者が自殺したそうです。仕事が出来なくなったから、という理由らしい。ご冥福をお祈りします。
こっから先は私の戯れ言です。聞き流して下さいね。
歌手とか芸術家とか、仕事が出来なくなると自ら死を選ぶ人がいる。私は本気で死にたいと思ったことはないし、今も思っていないが、今そういう考えを持つ人に少し共感できてしまう。ある意味、アブナイかも。
何というか、自分がここにいる理由というものの大部分が仕事で占められてしまっているのですよ。うまく行っているときはいいけど、うまくいかなくなると自分がものすごく無価値に感じる。仕事が出来ているうちは自分を必要としてくれるし、歌や漫画が出来れば自分を慕うファンができる。一流であればあるほどそれにむける情熱が強くなって、一つの大きな存在理由に依存しがちになる。もしそういうものがふとしたきっかけで出来なくなってしまうと、自分を必要としてくれる人がいなくなる。ぽっかりと空いたその穴に埋める自分の存在意義を見いだせないと、死という甘美な世界に惹かれてしまうのではないかと思うのです。
そして私は最近、自分は今、何のためにここにいるのか疑問に思うことがあるのです。