全国高校サッカー選手権 3回戦 鹿島学園対星陵

31日、2日とテレビ中継があったのに今回が初言及。3回連続テレビ中継って鹿島学園どんな扱いなのよって感じですが、ローカル放送なのか?ともかく、地元県かつ地元市からの出場校、私の母校ではないですが特に注目してみています。
結果、1-1でPK戦にまでもつれ込んでの敗戦。今年の高校選手権はPK戦が多いと言うけれど、鹿島学園もその例に漏れずPKでした。1回戦の3-0、2回戦での3-0と他のチームの試合結果と比べてもかなり優秀な戦歴を持つ鹿島学園。しかしこの3回戦ではその勢いが失われてました。連戦の疲れか、前半の早い時間帯から足が止まって本来の力を出せず。星陵は1回戦シードで2戦目なのだからスタミナに差が出るのは仕方なし。昨日2回戦やったばかりだし、プロだって連日の試合なんてやらないんだから。そんななかで80分戦って1-1というスコアは良くやったと思います。欲を言えばもっと勝ってもう少し見ていたかったと思うのですが。
鹿島学園の試合運びを見てとても新鮮だったと思うこと。それはとにかく戦い方がシンプルで、やりたいことが明確であること。高い位置からプレスをかけ、攻守のリズムをつかむ。縦パスを活用し、ゴール前まで運ぶパス数を少なくする。こぼれ球を積極的に奪いに行きマイボールとする。ゴール前では多少強引にでもシュートで終わること。高校生だし特にテクニックに優れた選手はいないものの、その教えが徹底しているためにチャンスを多く作れるのです。本当にたったこれだけのことなのに、忠実に実行すれば面白い、相手からすれば怖いサッカーが出来る。これはトッププロの選手も原点に返って見習うべき姿勢じゃないかなと。25歳で監督に就任し、今年で3回連続3回目の出場という鈴木監督(31)は若き名監督なんだろうなと思うのでした。高校とプロのクラブでは監督の役割は違うだろうけど、クラブに欲しいくらいの人材ですよ。
有名どころが次々と敗退する混戦模様の今大会。今年の優勝は静岡学園か八千代あたり?引き続き注目したいと思います。