着信アリ
- 出版社/メーカー: バップ
- 発売日: 2004/08/06
- メディア: DVD
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なんというか、設定が「リング」そっくりだなと思っていたのですが、見てみるとやっぱりリングでした。ただリングと違うのは、リングは「ビデオテープとブラウン管テレビ」というアナログ的な世界なのに対し、この作品は「携帯電話」というデジタルな世界であるということ。リングはビデオのダビングで人に見せて広がるというのに対し、この作品ではメモリ内部をあさって広がるというのだから、ユーレイもケータイを使う時代なのかとちょっと感心しちゃいました。ただ、デジタルと心霊は相性にちょっと無理があるというのが私の率直な感想。ウィルスとかならまだわかるのですけど。
ただ、怖さという点では○ですね。死の予告電話に使われる着メロが何ともいえない不気味さを演出してました。その他の演出でも、変な隙間から出てくる手とか、目には見えないのに鏡に映る人影とか、多少ベタでも効果抜群の恐怖感が味わえました。鏡の代わりにケータイのカメラで「いるはずのないものが写る」という現象を表現できるというのはありだなと。