南極物語

昨日のテレビで日本版の南極物語が放送していてそれを見て、映画も見てみたくなった。ディズニーが日本のオリジナルを色濃く反映させたリメイク版。ディズニー版の話自体はフィクション。日本版は実話で有名だったりする。
日本版は南極越冬隊が基地に置き去りにした11匹の犬が冬を越し、わずか2匹ではあるが生き残ったタロとジロのたくましく生き延びる様と途中で力尽きる犬たちの悲しみと、日本に戻った人間達の感情を描いた映画。ディズニー版もほぼ同じコンセプトではあるが、米国の施設でハスキー犬、生き延びた犬が日本版より多いなど少し違いもある。
日本版が非常にリアルでインパクトのある感動であるのに対し、ディズニー版は話がソフトで計算された演出による感動、という感じ。これはディズニー版が良くないという意味ではない。たとえて言うなら、日本版はブラックコーヒーで豆の味を味わえるのに対し、ディズニー版はミルクと砂糖が入ったコーヒーでまろやかになった、みたいな。ディズニー版のほうが好きという人もいるだろう。私は日本版のほうが好きだが。