いばらぎじゃなくていばらき
いばらぎじゃなくていばらき―超人気WEBサイト「茨城王」を読む
- 作者: 青木智也
- 出版社/メーカー: 茨城新聞社
- 発売日: 2004/05/25
- メディア: 単行本
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茨城で生まれ育ち、東京に就職後茨城に帰る。すると見えてくる茨城の特殊な常識の数々。私とほとんど同じ経歴を持った作者が書いているだけあって、怖いくらい共感できる。
例えば茨城にはこんな「常識」がある。これらは常識であるため、茨城人には当たり前として捉えられており特殊であるという認識がまるでない。
- 車は一家に一台ではなく、一人一台である。車がなければ移動が出来ない。
- コンビニには車で行く(歩くと遠い)。コンビニには異常なほど広い駐車場がある。
- 居酒屋にも駐車場がある。帰りは運転代行業者を使う。飲んだら乗るな、でも乗ったら捕まるな
- 黄色信号は「急いでわたれ」
- マックスコーヒーを愛飲しているか、飲んだことがある。
などなど。他にもたくさんの逸話がある。とくにマックスコーヒー物語というコラムが最高。茨城出身か茨城住人には絶対お勧めですが、田舎に住んでいて都会に出てきた人とかにもかなりおすすめできる。茨城の特殊な文化がかなり笑える一冊。
唯一の懸念は出版社が茨城新聞社なので置いてある本屋が少ないのではないかということ。できれば取り寄せてでも読んで欲しいですね。
評価は私が初めてつけた★5つ。
ちなみにこの本、茨城王 -イバラキングというサイトを書き下ろしたものみたいなので、そちらもご参考までに。
*1:茨城・千葉限定販売のご当地コーヒー。とても甘い