サッカー日本代表 アジアカップ最終予選イエメン戦(アウェイ)

オシムジャパンの中東遠征シリーズ第二戦。イエメンは明らかに格下で、引いて守ってカウンター狙い。こういったチームにすんなりと勝てるといいのだが、守られると弱いのが日本。
それにこのアウェイ、コンディションが悪い。イエメンは標高が2800mもあり、空気が薄い。ピッチには無数の穴があり、河川敷の草むらでサッカーやっているような状態。時差もあるし、移動の疲れもある。パスサッカーもオシム流「走るサッカー」も難しい状況でした。これもアウェイの洗礼。まぁ、見ている側としてはもう一つ、イエメンテレビ制作の国際映像というボールをまともに追えてないカメラで酔いそうになるのもまたアウェイの洗礼。どうせ国際映像なら下手な実況なんてつけずに生で流して欲しいという淡い希望も、TBSの実況付き。
結果は1−0で辛くも勝ち。終了間際のロスタイムに我那覇がやっと決めてくれた。日本は引いて守る相手を崩しきれず、少ないチャンスには枠の外へシュートを打つ。前半の巻のヘッド、後半の遠藤のシュートはどちらもどフリーの決定機で、外すほうがむしろ難しいのでは?という角度で枠の外に飛ばしてくれる。こいつらを決めていればもっと楽に勝てたのに。きちんとシュート練習をしているのだろうか。それとも「ゴール前でパスをする」練習を毎日欠かさずしているのだろうか。よく「シュートはゴールへパスをするように」と言うが(言うよね?)、人とゴールとパス対象が違うだけであれほど精度に差が出るのだろうか。不思議だ。
それより、パスが通りにくいコンディションなのでどんどん早めにクロスボールを入れてヘッドで競るだけで得点の確率は上がったはずなのにそれが出来ないことに不満。考えるサッカーも良いが、考えずにシンプルなルールで単純に攻める。こういうサッカーが出来る柔軟性も欲しいところ。チーム内でのキャプテンシーを発揮してくれる人がいないからかなぁ。かといって宮本代表復帰は勘弁だが(苦笑)。。。