人の善意の向かう先

ほんの少しの善意で助かる命があるのなら、あなたはその手を差し出すでしょうか。今日のお話は心臓移植でしか助かる見込みのない、さくらちゃんについて。
現在、さくらちゃんは救う会の募金活動によって手術費用の1億超を集めることが出来たのだそうです。あとは手術が成功すれば、この小さな命は助かるはずです。このこと自体は非常に喜ばしいことなのですが。。。この集めたお金の使途によからぬ噂が立っているようなのです。というのも、この両親がNHK職員の資産家で募金が無くとも費用を捻出できたというもの。もちろん所属や資産は隠しての募金活動。もっとも、このことを知ったのは2ちゃんねる経由なのでそのまま鵜呑みにするわけにもいかないのですが、もしもこれが本当ならば募金者をバカにする由々しきこと。そしてなにより、本当に助けを必要としている人がかわいそうです。
もっとも、このようなケースは他にもあり前から問題視されていたそうで。曰く、募金から手術費用だけでなく豪華ホテル代にまで当てていたとか、余った募金の行方が不明だとか、手術が実際行われなかった(必要がなかった)とか、術後両親が高級車(新車?)を乗り回していたとか。まぁ、これらのどこまでが信憑性があるのか不明ですが、これらは死ぬ死ぬ詐欺なんて呼ばれ方をしているそうです。なんということか。
人様からお金を頂く以上は、まず1円単位で使途を公開する(もちろん証明できる形で)ことと、自分の資産をこれだけ使ってかつ銀行からこれだけ借りたけどまだいくら足りないんだということを説明する義務がある。そして余ったお金は返すわけにもいかないから、別の形で寄付なりして精算すべき。使途不明金なんてもってのほかです。
今回みらいちゃんの問題で2ちゃんねるではちょっとした騒動になってます。これとは関係ないですが、日テレの24時間テレビでは1億とか募金で集めても出演者は高額ギャラをもらってかつ一円も寄付しないなんてことがあるくらいですから、募金なんてこんなものだと割り切って考えるのも一つの考え方です。この噂が嘘であって欲しいと思考停止するのも簡単です。でも救える命は救いたいし、かといってこのような詐欺まがいの行為をしている人がいるなら絶対払うべきではない。悩ましいところです。
とにかく私がお手軽にできるところということで、ウェブを通してこういう話もあるんだって事を伝えようかなと思ったわけでありました。