国歌強制は違憲に意見

荒れたり議論になったりするのが嫌なのであまり政治色の強い内容は日記には載せないつもりなんですが、なんとなく書きたくなったので。
東京都教職員組合かどこかが君が代斉唱を拒否したら処分を受けたので提訴したというこの裁判、強制するのは違憲なのだとの判断が下りました。都知事とか小泉さんあたりがいろいろ発言しているようですが、控訴するので一応決定ではないのだろうという感じです。トンデモ判例が目白押しな東京地裁のことですから、上で逆転も十分ありうるでしょう。
私個人の意見としては、やはり教員は公務員なので、国歌斉唱は業務命令になるわけで、それを拒否するのはムリじゃないのかなと。普通の企業で業務命令を拒否したら処分されるのは当然ですし。思想・信条の自由はあるけれども、業務や待遇に不満があるのなら憲法で保障された職業選択の自由を行使し自由に別の仕事を探せばいいのです。公務員にはやはり国や国民に対して奉仕して欲しいものです。
しかし理解できないのは君が代天皇賛美を思わせるという意見。そんな深読みする人いるんだなぁ、と。私はそんなこと全く考えませんけどね。ちょっと前には悠仁さまご誕生で沸いたばかりなのに。いや一部では、「誕生の何がおめでたいの?」なんて書いて炎上したブログがあったとかなかったとか。素直におめでたいと思えないのですかね。それよりもっと理解に苦しむのは、精神的苦痛を受けたと言って提訴すること。そんなことをする暇があるのなら、子供たちへの教育に時間をかけなさいと。理不尽な業務命令で精神的苦痛を受けたというなら、私だって何十万ももらいたいモノですよ。
君が代斉唱は一種の儀礼である。この儀礼が強制でないとなれば、同じく儀礼である入学式や卒業式自体もやる意味がないことになるような。つまり、長ったらしい校長先生やら来賓やらの言葉なんかはプリントか何かに印刷して配ればそれで済んでしまう。卒業証書も今きれいなプリンタが市販されているのでスピード印刷してしまえば卒業証明になる。いやもっと効率的に行くならばIC入りカードでも交付して卒業情報を学校のデータベースに保存しておけば卒業証明は出来るし。式なんて儀礼のカタマリなんですよね。
まぁかなり極論を展開して話がそれた気がしますが、式に抜いて良いものなんて無くて、無駄でも何でも決まりなんだからやればいいじゃない、と。くだらない騒ぎをしているなぁって思うのですよ。