ただ、君を愛してる

純愛モノです。きれいな場面と描写、どこか曖昧な好きという感情の表現、幸せだけど何となく儚く散ってしまいそうな雰囲気など、「いま、会いにゆきます」とどこか通じるところがあったと感じました。
この話のミソは、彼も彼女もコンプレックス持ちだという点。それを自覚しているからなんとなく他人に深入り出来ないけれど、気持ちはすでにどっぷり浸かっちゃっているという。見ている方はなんだかもどかしい気分になるのですが、どことなく自然な感じがでていて好印象でした。
静流(宮崎あおい)はちょっとずれたキャラで、ダサイ格好をして、変な行動をしていたりするのですが、それがサマになっていてまた可愛かったりするのです。しかも話が進むに連れて徐々にキレイになっていくのでそのギャップもすばらしい。対して誠人(玉木宏)はダサくはなくイケメンなのですが、やっぱりずれたキャラで変な行動をよくとってくれます。こちらはどうひいき目に見ても格好良くも可愛くもなく違和感ありまくりでした。映画「電車男」しかり、イケメンに変な行動を取らせると文字通り変だというのがハッキリしたなぁと。
私はコレ見て、「うーん、人を好きになるっていいなぁ…」と思ってしまったので★5です。見る価値アリ。
http://www.aishiteru.jp/index.html