バトンに恐怖する私

『儚い翼へ、白昼夢』のid:sky_ctgさんがブログ友達バトンに私のことを書いてくれました。それはとても嬉しいことなのですが、バトンを引き継ぐのは本当に申し訳ないけれど、勘弁。これはうちのサイトのポリシーですが、バトンには参加しません。
それは何故か?それは多分私の職業病。私は腐ってもソフトウェア屋さんです。バトンは「回数指定無しの繰り返し転送」≒「無限に続く処理」≒「無限ループ」を連想してしまい、生理的に受け付けないのですよ。いつ終わるとも知れない繰り返しなんて、恐ろしいと同時に忌むべき対象なのです。特にそれが自分の中だけで終わらず他人を巻き込みながら、かつ発案者の制御が効かない状態で続くなんて。
回数指定あり、ならまだ考慮する余地はあります。例えば、インターネットの仕組みではルータという機械があります。ルータはパケットの宛先を見て、自分の制御下に該当マシンがあれば渡し、無ければ別のルータに転送するという処理を行います。そしてその繰り返しで該当マシンまでパケットを送るということをやっています。しかしコレには問題もあって、宛先マシンそのものが死んでいる場合にはパケットがいつまで経っても無限にたらい回しにされてしまう危険があります。ルータではこれを防ぐためにTTLというパラメータを設定して、転送一回につきカウントダウンさせて0になったら転送をやめるという機能が付いています。たらい回しにされそうになったら、TTLが尽きてそのうち勝手に終了する仕組みです。
ルータ論まで持ち出して話がうだうだ長くなりましたが。要はバトンにも同じような仕組みがあればいい。あと10回渡したら完結!とでもしておいて、カウントダウンさせていけばとりあえず無限に続くことはなくなる。もっともカウントダウンの数字が途中で改ざんされない保証はないのですが。
結局何が言いたいのか?私はバトンという無限ループの海に溺れたくない。カオスよりロジックの秩序の中で生きたい。とりあえずそれだけ。