天皇杯決勝 浦和対G大阪

たぶん見ないだろう、と思っていたのに見てしまいました。他に面白いテレビがないのだから仕方なし。ホント、テレビ局何やってるの!
試合結果は1-0で浦和が優勝。しかし、試合内容は…。まるで先の鹿島戦のリプレイを見ているよう。攻守にG大阪の強さが見えたのに、終わってみれば浦和が勝ち。支配率は大阪7:浦和3くらいだったか。シュート数でも大阪の圧倒ぶりが見て取れる。
にもかかわらず、決定機をことごとくハズして0-0の後半40分過ぎ、完全に崩した形ではない不運な形での失点でG大阪は天皇杯を逃した。特に気にくわない敵であっても、良い試合強いチームを見せての優勝というのならばまだあきらめもつく。しかし、今日の浦和はチャンピオンチームにふさわしい強さを兼ね備えていたかどうかは非常に疑問の残るところ。決勝でこのような試合で終わるならば、なおさら鹿島の若いチームに準決勝を勝って欲しかったという気持ちがくすぶる。勝ちへの気持ちもG大阪の方が強く伝わってきたし。
テレビの解説は、浦和が猛攻を耐えきったと言っていたが、浦和の守備が良かったとは到底思えない。耐えきった、ではなくてG大阪の決定力が圧倒的に足りなかったと言う方が正しいと私は思うのです。
一年の計は元旦にあり、というけれど、もし本当なら元日にこのような試合をしたこの2チームは案外今年苦戦を強いられるのではないか。そしてJの覇権を争ったこの2チームを見る限り、今年のキーワードは「決定力」になるのではないか。そんなことを考えさせられました。