高校サッカー選手権決勝 作陽(岡山)対盛岡商(岩手)

今年の高校日本一は2-1で盛岡商業の優勝。岩手県勢では初の優勝。おめでとうございます。
いかに高校レベル、といえどその試合は侮れない。やはりタイトルの掛かった試合というのは両チームとも勝ちたい気持ちが強くぶつかっているのがテレビ越しでもよく分かる。攻守の切り替えも早く、全体的にすごく面白い試合でした。負けた作陽も途中まではリードしていたし、どちらが勝ってもおかしくなかった。勝って驕らず負けて腐らず。どちらもこの経験を次世代のサッカーに活かして欲しいものです。
この試合もそうだし大会全体を見ても思ったこと。気になったのは守備陣がみなボールウォッチャーとなってしまっている点。ボールに多くの選手が寄りすぎていてポジションがかぶってしまっているし、その一方で攻撃陣がどフリーでシュートを打てるシーンがとても多い。勝ちたい気持ちが焦りとなってボールしか見えなくなる気持ちも分かるけど、もう少し落ち着いて周りを見る余裕があれば、かえって守りも楽になるんじゃないかなと思うのです。逆に攻撃陣はどフリーでシュートを打ったなら確実に決めてもらいたいところ。今大会も芸術的なゴールはいくつかあったけれど、全部どフリーなシュートからでした。でももう少し点が入っていても良いのかな、というのが私の印象。
まぁ、私は選手ではないので言うのは簡単だし、実践するのは難しいのでしょうけど。
高校サッカーも終わったし、あとはしばらくオフシーズンってことで静かに春を待つことになりますか。