バブルへGO!! タイムマシンはドラム式(劇場映画)

財務省の役人である下川路(阿部寛)は、増え続ける日本の借金の地下対策室にいた。このまま放置すればシミュレーションでは間違いなく国が滅びる。これを防ぐたった一つの方法はタイムマシンで過去へ行きバブル崩壊のきっかけになった「土地の売買取引に関する通達」を阻止することにあると結論づけた。下川路は開発者の娘である田中真弓広末涼子)を過去へ送ることにした。彼女は嫌がるも、日立製作所製のドラム式洗濯機型タイムマシンに乗って17年前のバブルの世界に送り込まれた―。
バブル崩壊という暗い経済のテーマなのに、それを面白おかしくしてしまうという意味ではまさに「喜劇」の世界。日立製作所のバックアップというところもツッコミどころの一つですが、それ以外にもツッコミどころというか笑いどころがたくさんある作品。大ネタ小ネタが随所に散りばめられてました。ラモスとか飯島愛とかいました、はい。
下川路は現代と過去で両方出ているのですが、その対比がまた滑稽。キャラ変わりすぎです。阿部寛はマジな顔つきでおどけた演技をしてくれるから、ああいう役をやらせるとホントうまい。広末も現代っ子をオーバーアクション気味のコメディ風味にうまく演じていて好印象。一番の見せ場は…タイムマシンに入るときのアレかな、競泳水着着て洗濯機でぐるぐるーって。
何も考えずにただ笑える作品。最近こういう映画を見なかった気がします。★5つ。