鹿島アントラーズ ナビスコ杯準々決勝広島戦(ホーム)

台風の接近で開催が危ぶまれましたが、開催不能なまでにひどくならなかったので試合は予定通り開催されました。こんな日に現地で見るなんて人はそんなにいないかと思ったのですが、8600人も集まったのだからいい意味で意外。スタジアム内は風が巻いていたのがはっきりわかるような風。コンコースはすさまじい強風でした。
結果3-1で勝利!前回の広島アウェイでの結果が1-0だったので2点差での勝利が必要でしたが、見事条件を達成して準決勝進出です。
今日の試合でマスコミ的に注目されていた点は小笠原と柳沢の復帰。しかしそれだけではなくて、中後・ファボンのスタメン復帰と内田が代表から帰国して合流という要素もあったのですね。これはもしかして今シーズン初めてベストメンバーを組めたのでは。
とりあえず前半早々に2−0に持っていったのは非常に大きい。相変わらずカタイ広島DF陣でしたが、DFの裏を通すスルーパスを受けたマルキが1点目。そして2点目もマルキゴール隅に。柳沢は決定的な飛び出しからアシストってことで、怪我復帰直後としては上出来。守りではウェズレイを何が何でもとめるという姿勢で前半くらいまではうまくいってた時間はOK。後半はマークがずれるシーンが多く結局ウェズレイに決められてしまったのですが、後半の不安定はちょっといただけなかったかな。ボランチ小笠原は危ないシーンも未然に防いでいたし、何よりあの存在感はいまだに存在。野沢とは共存できないかと思っていた私ですが、棲み分けをきちんとできれば共存もいけるんじゃないかと希望的観測をしてみたりします。
3-1のスコアになってからはどっちも必死。逃げ切りたい鹿島と1点で逆転できる広島。鹿島は内田に代えて青木を右SBに入れてみたり、DF大岩を守備MFのポジションに入れたりと初めて見る面白い布陣で守備固め。中盤が薄くなってFWが孤立し、打たせすぎじゃねーのって程バランスが悪いように見えたのですが、結果だけ見れば逃げ切ったわけで。この辺が監督采配の腕前ってことになるのかな。
とにかくシビレる試合でした。全員で勝ち取った、みたいなこの試合は本当に最高!