鹿島アントラーズ J1第32節大分戦(アウェイ)

残るはこれ合わせて3試合、優勝を決める大一番の試合です。さすがに大分までは行けなかったけど、テレビでガッツリ見てました。
31節終了時の状況を確認すると、1.鹿島(54) 2.浦和(53) 3.名古屋(52) 4.大分(52) 5.川崎F(51) というような感じ。この大分との直接対決によっては大分と鹿島の位置がひっくり返る可能性があったのです。絶対に負けられないし、引き分けでも相当危ないと。逆に大分は負ければ優勝がゼロに限りなく近くなるのでこちらも必死。
で、結果!0-1で鹿島の勝ち!相当難しい戦いだったけど、やってくれました。試合中1点しか入らないゲームだったけど内容は今期でもまれに見る面白さでした。
前評判通り、攻める鹿島と堅守の大分という試合展開。鹿島はダニーロがいなかったものの、パスはよく回っていたし状態は良い印象。両サイド、特に内田ががんばってた。でも大分の守備はホントいいですね。鹿島の選手がボール持った瞬間に3人くらい寄ってくるんだから。それでいて鹿島にフリーな選手ができるわけでもなく、人数が足りないという感じは全くなし。なんか15人くらいで守ってるんじゃないかというくらいにワラワラ寄ってくる。それでも危ないという場面には6番の森重と22番の上本がよく顔を出して体張って防いでた。敵ながらすばらしいと思うし、ああいうディフェンシブに徹したサッカーも好きかもと思ってしまいました。
前半は両チームともシュート数が少なく、決定機は野沢がギリギリ外したのと本山がポスト内側に当ててはじき出される惜しすぎるのが一本ずつ。0-0で前半終わったときは、案外大分の思い通りなのか?と少し不安に。決勝点は後半10分、興梠が強引に突破してシュート→弾かれたボールが内田の目の前に→角度のないところをゴール右隅に叩き込む。興梠の強引さが生んだゴールとも言えるけど、ラッキーな要素も半分くらい含まれるようなゴールで鹿島が先制。
その後は前半から激しく行った影響で疲れが見え、両チームとも消耗戦へ。バランスを崩す覚悟で交代カードを切りパワープレイにでた大分と、なりふり構わずマルキのキープに徹して逃げ切りを図る鹿島。5分のロスタイムを含めた攻防の結果、鹿島が逃げ切ってようやく勝ち点3を得たのでした。
他チームの結果は、浦和1-2清水、京都2-3名古屋、川崎F4-0G大阪。浦和の負けは予想外、川崎の大勝(ガンバの大敗?)も予想外。ガンバはアジア王者な訳だし、あまり変な負け方をして欲しくはないんですが。。。名古屋はギリギリ勝ちというけど…試合見てないからあまり突っ込んだこと書くべきではないだろうけど、ロスタイム7分にPKを決めて決勝点というのは名古屋に都合が良すぎるような?柳沢2発にGJとだけは間違いなく言えるけど。
32節終了時の順位は 1.鹿島(57) 2.名古屋(55) 3.川崎F(54)という感じ。優勝ラインを61点(名古屋2勝)とすると鹿島は1勝1分以上(得失で鹿島が上)、優勝ラインを59(名古屋1勝1分)とすると鹿島1勝以上で優勝が決まる。まぁ気にせず残り二つとも勝てって話。