科学者の9割は「地球温暖化」Co2犯人説はウソだと知っている

科学者の9割は地球温暖化CO2犯人説はウソだと知っている (宝島社新書)

科学者の9割は地球温暖化CO2犯人説はウソだと知っている (宝島社新書)

今読んでる本。途中までなので結論はまだなのですが、とりあえず筆者の主張するところは「地球温暖化の主原因は温室効果ガスではなく太陽活動の変化によるもの」なのだそうで。太陽の活動は約11年周期で活動期と停滞期を繰り返すのですが、さらに約55年周期で活動期の活動レベルがゆるやかに上下するらしいのです。地球の気温の変化と温室効果ガスの相関よりも、太陽活動との相関のほうがはるかに大きく、温室効果ガスの影響は微々たるものらしい。むしろ気温の上昇傾向がすでにピークを過ぎているのではないのか、という見方も出来るとか。
まぁ結構難しい話が書かれてたりするのですが、多く挿入されているグラフを見ると案外読めるし、流し読みしてるだけでも面白いです。
本の内容とは関係ないですが、個人的には温暖化するにしても寒冷化するにしても、人の努力が自然の変化を食い止められるとは思わないのです。一人当たりの排出CO2を1%減らしたとしても、人口が1%増えれば総排出量ではチャラになるし、逆に言えば何もしなくても人口が1%減れば排出量も1%くらいは減るだろうし、結局なるようにしかならないというのが私の考え。
つまりは来るべき変化に備えて、暖かい気候で育つ作物の研究をするとか、洪水の対策をするとかのほうが建設的なんじゃないかと思うのですよね。よほどの無駄をしてるならともかく、人のいるフロアの空調を止めるとか明かりを暗くするとかみたいな、人の活動を制限して自然を守るという考え方ってすごく違和感を感じます。