疑う技術

疑う技術―ウソを見破る9つの視点 (PHP新書)

私が本屋でこの本を見つけて買おうと思ったきっかけは、先のMNPでソフトバンクが打ち出した０円広告。この本は最近出たばかりなのでその件については直接触れられていないものの、「無料・タダって本当に安い？」とか「○○放題はお得か？」というくだりもあったりするので案外タイムリーなのかも、と思い購入。
しかしこの本はちょっと期待はずれ。主張していることはごく当たり前のことばかりで、新しい視点を発見し共感できるというところがほとんど無し。立ち読みで十分だったかと後悔。疑う「技術」と銘打ってあるものの、技術と言うにはほど遠い内容。途中から流し読みで済ませました。
唯一と言っていい共感した部分は序文の「疑わないことは考えないことと同義」という箇所。常に思考して行動すれば、簡単なことにはだまされなくなるものです。というわけで、私もこれからは「タイトルを疑う」ことにして内容を吟味してから購入を決めようと考えたわけなのでした。