辞めるべき人

なにやらテレビのニュースでは柳沢厚生労働大臣の「女性は生む機械」発言騒動をこれでもか、と言うほど取り上げてますね。話の前後はよく分からないですが、ただそのワンフレーズだけ聞く限りではかなりひどい発言かと。厚生労働大臣の話す言葉ではないですね。大臣としての資質を問う声が出てくるのも納得。
それはそれでおいといて、私がこのニュースでイライラするのは野党の方。いつものように、ヤレ解任要求だ首相の任命責任だとそればかり。なぜ辞めなければならないのか、という皆を納得させるような理由が出てこない。
私が思う「責任を取って辞めるべき」ケースというのは、被害の有無とその程度。不二家の社長はまさに甚大な被害を出した責任を取って辞任しています。具体的な被害は消費者に安全でない食品を出したこと、提携店の信用低下、株価下落で株主に損失を与えたこと。もう一つ最近のケースでは関西テレビの社長はあるある大辞典で視聴者、納豆工場の過剰生産、スポンサーへの苦情、学会など各方面に被害を与えているにもかかわらず減給のみで済まそうとしているので、これは本当に即辞めろと言いたい。
では今回の、柳沢大臣の件で具体的な被害は何か?即座に否定して謝罪していることもあり、被害らしい被害はナシ。強いて言えば精神的苦痛くらい。私の基準では、許してもらうために誠意を見せる必要はあるが、辞める必要はない。もちろん、首相の任命責任に及ぶまでもない。もっとも、資質を問われる大臣を使い続けることで得られる選挙の結果に責任を持つ、というのが本来の任命責任なのでしょうけど。
話はちょっと逸れましたが。で、野党はこの問題に決着が付くまで審議拒否、だそうで。審議拒否しないと責任を問えないってこと?だだっ子かテメェは!登校拒否は百歩譲って認めてやるから、給料は返上しろって。出席してない議員に払う給料は無駄だから、国の財政に「被害」をあたえているんだよなぁって。つまり、私の基準では野党議員こそ辞任しろってこと。
こうして消去法で自民に入れざるを得ないのは腹立たしいなぁって、ニュース見るたびに思うのです。