世の中の関心事

私は芸能ネタには疎く、ワイドショーなんてあまり好きではないのです。でも一方で本は好きなので、本屋に行くと週刊誌を流し読みして世の中の関心事を調べるというようなことはする。時間があって気が向いたらの話だけど。そんなわけで、ツタヤで週刊誌コーナーの雑誌を流し読みした話。
今、特に注目を浴びているというほど大きなネタは無い様子。小ネタでは「浅野都知事候補ネタ」をだいたいの週刊誌が取り扱ってましたね。宮城県の借金を就任後に2倍の1兆何千億だかにしたというのはテレビでも頻繁に取り上げる有名な話のようですが、それ以外にも黒い噂がいくつも上がる信用ならない人物らしい。例えば、福祉施設の閉鎖宣言を大々的にマスコミ向けに流し、行き場を失った入所者の家族が将来を憂いておばあちゃんの殺害に至る事件を招いたとか。政策の目玉である情報公開もその由来がおかしい。宮城県時代では非公開を貫いていたら、県が訴えられて負けて公開せざるを得ない状態になったことを都知事選では「公開していた!」と大々的に言っているらしい。あと黒幕の存在とかいろいろあるみたいです。スキャンダルなネタが豊富なのに小ネタ扱いなのは、「まあなんとなく胡散臭いと思うので興味はあるけど、やっぱりそうならどうでもいい」みたいな存在感の無さが見えてもの悲しい感じ。
あと目立っていたのは森進一関連かな。その中でも私が興味を持った記事はAERAの「森進一と不二家に学ぶ謝り方の研究」。マスコミ引き連れ自宅にタクシーで乗り付け、自宅前にとらやの羊羹を置いて帰るってのは誠意を感じないでしょ、と。専門科によると謝罪には三つの段階があって、1誤りを認める、2わびる、3改善策を示す、というのがよいらしい。森進一は「なんでいまさら」といきなり反論から始まってわびるという悪いパターン。言葉で謝っても誠意を感じない人間性がみてとれるらしい。不二家は先のパターンを踏襲していて雪印のような会社崩壊まではいたらなかったという結論らしい。
まぁ、どちらもどうでもいい話といえばそうだけど、とりあえず暇つぶし程度にはなったのかな。