ダメな人のための名言集

ダメな人のための名言集 (幻冬舎文庫)

ダメな人のための名言集 (幻冬舎文庫)

普通、名言というのは偉人とかが残すものだけど、この本で取り上げられているのはダメな人が吐いた名言ばかり。しかし飾り気のない言葉に案外「事の本質」を見いだせる深い意味が込められていたりするのがよくわかるのです。まぁ、イイセリフばかりではなくて、本当に迷言としかいいようのない困ったものもあったりするのですが。
名言の中から一部抜粋して紹介。

「私を見なさい。無一文から身を起こして、独力で今の極端な貧乏にまでなった男だ。」-グーチョ・マルクス(喜劇役者)-
「仕事ほど私を魅了するものはない。わたしはそれを座ったまま何時間でも見ていられる。」-ジェローム・K・ジェローム(小説家)-
「もう少しうまくなってから練習したほうが…」-のび太-
「私が行きたいのは地獄であり、天国ではない。地獄へ行けば歴代の教皇、国王、皇太子と一緒になれるだろうが、天国には乞食と修道士と使徒しかいないのだろうから。」-マキャベリ(政治思想家)-

どれも、ダメならダメでいいこともあるんだってことを訴えかけているように感じます。まぁ、これを本気で信じてしまうとそれはそれでどうなのって思いますけどね。