鹿島アントラーズ J1第29節京都戦(ホーム)

この日は仕事があったため録画観戦になってしまったのですが、そうでなければ是非スタジアムに駆けつけたい試合だった。何故なら!柳沢が移籍後初めて鹿島でプレーする試合だったから。
結果2-1での勝利。この勝利で鹿島は首位キープ。優勝争いをする名古屋がドロー、ほか川崎や浦和が負けた事もあり鹿島が勝ち点で単独首位になって一歩前進したことになる。
試合全体を見てみると、中断明けで両チームともリフレッシュされて運動量が豊富。終始鹿島のペースではあったけど、気を抜くと京都のカウンターで危ない場面を迎えるという緊張感のあるゲームで面白かったのです。京都同点ゴールの場面も、そこだけみると完全に鹿島の時間帯でしたから。
ところで…やはり試合が始まってみるとどうしても目がいってしまう柳沢のプレー。彼はかなりいい動きをしていたし、そして何より活き活きした表情をしていた。京都でのプレーが充実していることの証なのか、鹿島に帰ってきて気合いが入っている証拠なのか、そのまた両方か。ともかく彼が活躍していることは嬉しいことだが、彼がボールを持つたびに激しくブーイングをしていたサポにはGJと言わざるを得ない。
しかし今日の主役は鹿島の旧「13」(京都の現13)ではなくて、鹿島の現「13」である興梠君。前半19分、相手DFを早さで振り切り落ち着いてゴール隅に流し込んで先制。柳沢が気合いが入っていた以上に、柳沢の前でゴールを決めたいと思っていた興梠君は気合いが入ってたってことですか。ゴール後のパフォーマンスで背中の13をアピールした彼にとっては先輩への最高の恩返しになったに違いない。そして私はこの興梠君のゴールをひたすら待ち望んでいたのでその意味でもすごく嬉しい。この新旧交代劇はちょっとしたドラマのような出来事で、ある意味ドラマよりもできすぎているようにも思える。