鹿島アントラーズ J1第1節浦和戦(カシマ)

待ち遠しかったJリーグがやっと開幕しました。先週のゼロックスSCもあったけど、やっぱりリーグ戦開幕ってのは気持ちの上でも全然違いますね。初戦、浦和戦という好カードに、都合良く天気も晴れて3万7千超の大入りでなんかすごい雰囲気でしたね。
結果は2-0でさい先の良いスタート。しかも内容もすごく良かったし、見ていても面白かった。
しかし、試合前は「さすがに浦和だし苦戦するかも」と思っていたけど、試合が終わってみたら思った以上に一方的な展開になったのは驚き。浦和の時間帯というのは最初の10分と、後半残り10分にやや強引なプレーに出てきたときくらい?
鹿島の勝因は浦和攻撃陣を完全に封殺したことにあるんでしょうね。パスの起点となるキーマン、ポンテはほとんど仕事が出来なかった。私は試合中ずっとこの人を注目してみてました。通常は青木がべったりとくっつき、青木が別のピンチに駆けつけるとそこは本山がカバー。サイドに流れたらダニーロが来るし、後ろに下がってもらおうとするとボランチ本山がくっついてきて鹿島前線での数的有利に。このマークの受け渡しが全く途切れなく行われるさまは見てて惚れ惚れしますね、ホント。で仕方なくポンテを経由しないとパスの出しどころに乏しく、自陣でのパス回しや強引なパスを鹿島にカットされるという形にどっぷりはまって最後まで崩せなかった。もっとも、田中達也闘莉王は調子よく見えたのでうまく渡れば怖いとは思ったけれど、決定的なパスはほとんどもらえずに終わったということがすごく大きかったのだと思うのです。
攻撃面では点を決めたマルキ、野沢の好調、それにダニーロが妙なほどいろんな場面に顔を出して献身的なプレーをしてた点がグッド。1点目は野沢がギリギリ触って野沢の点になったけど、ほとんどマルキの点みたいな物だと考えると2得点分の仕事してるんですよねぇ。2点目のシュート、奪ってから素早くペナルティエリア右隅からゴール左側に流し込むあのゴールは早くも今期ベストゴール候補に入るような満点上げたくなるようなゴールでしたね。マルキ直接打ったけど、中央に3人も走り込んでたし、あれ以上の手は無いって感じ。
まぁ、鹿島の攻撃陣の好調さはもちろんなんですが、それにしても彼らは自由にやれすぎていたような気も。浦和ボランチ陣の阿部・鈴木啓太が全然効いてなかったような印象。審判が若干鹿島寄りだったように感じるし、守備がやりづらかった面もあるのかな?審判といえば鹿島の1点目、録画で確認したら野沢が触った時点でオフサイドに見えた…でも結局鹿島の勝ちなんだから良いよね。。。
あと良かったのは小笠原の復帰。後半終了間際の数分でちゃんと存在感を見せてくれるんだからすごい。岩政が小笠原にキャプテンマーク渡したシーンも感動的な感じ。
ゼロックスといい今回といい、鹿島の強さはいきなり最高潮っ!気になるのはACL含めの日程だけだけど、勢いに乗ってこのまま勝ち進んでほしい。