はてな夢日記 荒野の巨人

宇宙からのメッセージボックスに刻まれた模様が印象的だった夢。

荒野に一人の巨人がいた。
その巨人は宇宙から来た人で、荒野はまもなく滅びようとしている地球。ところどころで地割れが起こりマグマが噴出している。その巨人宛に宇宙船からメッセージが届いた。巨人と比べるとちょうど風呂桶程度の大きさの直方体の岩で、人間から見れば一つの山ほどの大きさの岩が宇宙から降ってきたのだ。その岩は立体的な迷路のような構造をしていて、その迷路模様がちょうど宇宙人の言語に読めるらしい。これがモノリスというものなのだろうか。
メッセージには、「まもなく地球は崩壊するので早く脱出しろ」というようなことが書いてあったらしい。しかし彼には地球を脱出するつもりはなかった。彼には地球人の妻がいて、彼女や他の人たちを置いて一人だけ脱出するわけにはいかない。彼は地球と運命をともにする覚悟が決まっていた。彼の仲間の巨人たちは別の地にいたが、やはり同じように地球に残る選択をしたらしい。
私は自分のことよりも、彼のことが気がかりだった。なにか上手い方法はないのか。私は高い建物の前にいた。そこには一本のロープが垂れ下がり、その上に住む人ならばなにか教えてくれるかも知れないという気がした。